インド式計算法

昔、インドの人はみんな2桁の九九を覚えているいう話を聞いたことがある。
日本だと「ににんがし」から始まって「くくはちじゅういち」までだが、インドではさらに「99 99 は 9801」までできるとか。

凄いと思ったが、実際は19×19までとか。近くのカレーショップのインド人の方に聞いてみたが、できないと言っていた。

インド式計算法を紹介した本は多数、出ているが驚くほど簡単に計算できる技も紹介されている。
しかし、あまり利用されていないのはなぜかと考えた。

どの計算にどの技を使えばよいのか見極めるのが難しい!



ということで2桁の掛け算の計算にどの技を使えばよいのかをまとめてみた。

きっと役立つと思う。


掛け算の数式を見極める!

2つの数字が同じ  → 技@   例 27×27、53×53

10の位が同じ    →  1の位の和が10 → 技A   例 44×46、 73×77
             →  1の位は異なる  → 技B   例 23×25、 67×69

1の位が同じ     → 10の位の和が10 → 技C   例 23×83、 46×66


その他         → 技は使わず普通に筆算か電卓で求める。


分類すればこれだけである。


各技の紹介

技@
2乗を計算する方法だが、残念ながらあまり簡単にはならない。
例 34×34=(34+4)×(34−4)+(4×4)=1140+16=1156
1の位の数を前の数に足し、後ろの数から引いて掛け算をして後ろの数の2乗を足す。

別の方法 34×34=(30+4)^2=30^2+2×40×4+4^2=900+240+16=1156

技A
これは凄い技である。。 式の&は 前の2桁と後ろの2桁を文字としてくっつけるという意味である。
例 44×46=4×(4+1) & 4×6 = 2024
  73×77=7×(7+1) & 3×7 = 5621

技B
例 23×25=(20+3)×(20+5)=(28×20)+(3×5)=560+15=575
  18×17=(20−2)×(20−3)=(15×20)+((−2)×(−3))=300+6=306
このように簡単に計算できる場合もあるが微妙!?

技C
これはスゴ技!
例 35×75=(3×7+5) & (5×5)=2625


他にもいろいろ条件が整えばできる技があるが、条件を見極めるのが面倒で、
技を思い出すのも大変なので割愛する。

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